米海軍初の女性戦闘機パイロット亡くなる Missing Man栄誉礼

米海軍初の女性戦闘機パイロット亡くなる Missing Man栄誉礼

ニュース画像 1枚目:グラマンS-2に乗務するマリナーさん、1975年
© U.S. Navy
グラマンS-2に乗務するマリナーさん、1975年

アメリカ海軍初の女性ジェット戦闘機パイロット、ローズマリー・ブライアント・マリナーさんが2019年1月24日(木)に亡くなったことを受け、同海軍は哀悼の意を表しています。テネシー州メイナードヴィルでのマリナーさんの葬儀には、海軍初の女性ジェット戦闘機パイロットの栄誉を讃え、4機編隊ですべて女性パイロットによる「Missing Man Flyover」を披露しました。

マリナーさんは1974年に飛行訓練を修了し、A-4E/Lスカイホーク、A-7EコルセアIIに搭乗する海軍初の女性ジェット機パイロットとなりました。湾岸戦争ではアメリカ海軍第34電子攻撃中隊(VAQ-34)の指揮官として作戦遂行にあたりました。1997年の海軍退役の際、大佐に昇格しており、空母17隻での着艦、15機種で3,500飛行時間を記録しています。

マリナーさんの葬儀の際、編隊を組んだ航空機が通過する「Missing Man Flyover」は、オシアナ海軍航空基地に所属する第213戦闘攻撃飛行隊(VFA-213)とVFA-211のF/A-18E/Fスーパーホーネットの女性パイロットのみで実施しました。「Missing Man」編隊飛行は1機が空高く上昇し、亡くなった方へ天国へ旅立つことを表した、栄誉ある故人の送り方です。

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