ANAウイングス、飲酒対策を航空局に報告 乗務前24時間以内は飲酒禁止

ANAウイングス、飲酒対策を航空局に報告 乗務前24時間以内は飲酒禁止

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ANAウイングス

ANAウイングスは2019年2月22日(金)、同社で発生した運航乗務員の飲酒に伴う運航便の出発遅延について、国土交通省航空局へ再発防止策を報告したと発表しました。

この事案は1月3日(木)、伊丹空港発宮崎行ANA501便に乗務予定の機長から、乗務前の検査でアルコールが検出され運航乗務員を交代、これに伴い合計5便の運航便が遅延しました。

再発防止策として、航空従事者と全社員へのアルコール教育の実施や、新たな教育プログラムの設定、全運航乗務員への呼気検査器の貸与、アルコール基準に違反した場合の罰則の導入、アルコール検査時の第三者確認の実施、確認記録の管理徹底などを実施します。

また、アルコール依存度を自己診断するツールの展開と診断後のサポート、カウンセリング環境の整備すると共に、当面の間は運航乗務員と客室乗務員に対し、宿泊地における乗務開始前の24時間以内は飲酒を禁止する措置をとります。

ANAウイングスでは、今後このような事態を発生させることのないよう、安全統括管理者を中心に抜本的な対策に取り組み、信頼回復に努めていく方針です。

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