フジドリームエア、飲酒問題の再発防止で安全管理含め会社の体制整備

フジドリームエア、飲酒問題の再発防止で安全管理含め会社の体制整備

フジドリームエアラインズ(FDA)は2019年3月22日(金)、同社で発生した運航乗務員による乗務前のアルコール検査漏れと技能証明などの携帯確認の記録不備について、国土交通省航空局へ再発防止策を報告しました。

これは2月1日(金)、名古屋小牧発11時45分、福岡着13時20分のFDA305便で、乗務した副操縦士1名がアルコール検知器を使用した検査を実施せずに乗務したものです。当該の副操縦士は福岡到着後、アルコール検知器で検査を実施し、呼気1リットルあたりのアルコール濃度は0.00mg/lと確認されています。

再発防止策として、アルコール検査のシステム化の検討や、運航乗員部長、安全推進室長などからアルコール検査に関する周知文書の発行、第三者からの確認手順の確立、安全管理の規程教育などを実施します。

また、飲酒問題については、責任の所在について明確ではなかったとして、航空局指針の「安全管理システムの構築に係る一般指針」に基づき安全管理規程を改定し、飲酒問題対策全般に対する会社の責任体制を明確にします。

FDAでは、今回の行政指導を厳粛に受けとめ、二度とこのような事態を発生させることがないよう、飲酒対策の強化に取り組み、信頼回復に努めていくとしています。

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