FDA、運航乗務員のアルコール検査漏れなどで厳重注意

FDA、運航乗務員のアルコール検査漏れなどで厳重注意

フジドリームエアラインズ(FDA)は2019年3月8日(金)、2月に発生した運航乗務員による乗務前のアルコール検査漏れと技能証明などの携帯確認の記録不備について、国土交通省から厳重注意を受けました。

これは2月1日(金)、名古屋小牧発11時45分、福岡着13時20分のFDA305便で、乗務した副操縦士1名がアルコール検知器を使用した検査を実施せずに乗務したものです。当該の副操縦士は福岡到着後、アルコール検知器で検査を実施し、呼気1リットルあたりのアルコール濃度は0.00mg/lと確認されています。

この事象はFDA305便の到着後、地上職員がアルコール検査や技能証明など携帯書類の確認のためチェックリストに不備があることに気づき、本人に確認した際にアルコール検査の未実施が判明しました。技能証明などの携帯書類は、適切に所持していました。

航空局は、厳重注意で3月22日(金)までに必要な再発防止策を報告するよう求めています。また、当該の副操縦士に検査結果の確認をしなかった機長も含め、2名に文書で注意しています。

FDAは、今回の事案に陳謝すると共に、再発防止を徹底し、社内の安全管理体制の再構築に取り組む方針です。

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