ボーイング、737 MAX墜落2件でMCAS誤作動認める ソフト更新

ボーイング、737 MAX墜落2件でMCAS誤作動認める ソフト更新

ボーイングは2019年4月4日(木)、エチオピア航空の737 MAX墜落の初期調査の報告書が公表されたことを受け、デニス・ミューレンバーグCEOが声明を発表し、こうした事故が再び発生しないようソフトウェア・アップデートを近く完成させるとコメントしました。エチオピア航空の墜落だけでなく、ライオン・エアの墜落事故とも、失速を防ぐ自動制御システム(MCAS)の誤作動が認められ、ボーイングもこのシステムに問題があると認めています。

MCASを制御するソフトの更新は、今後、数週間で認証と実装する見込みです。さらに、ソフトウェア更新に加え、2件の事故後に求められているパイロット向け訓練と追加教材、さらに意図とは違うMCASの作動の可能性を排除する手順を整え、MCASに関連する事故が二度と発生しない対策を実施します。

ミューレンバーグCEOは声明で、今後の安全性を確保する取り組みに加え、2機の墜落で亡くなった方やその家族に哀悼の意を改めて表明しています。同社はこれまで、さらに今後も安全に対し真摯に取り組んでおり、運航停止中の737 MAXが再び空に戻る時には、これまでで最も安全な機種の1つになるとし、航空会社や旅客の信頼を再び獲得する可能な取り組みをすべて実行すると述べています。

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