ライアンエア、リアルタイム飛行追跡システムを導入

ライアンエア、リアルタイム飛行追跡システムを導入

ニュース画像 1枚目:ライアンエア イメージ
© Ryanair
ライアンエア イメージ

ヨーロッパの格安航空会社(LCC)のライアンエアは2019年5月8日(水)、FlightAwareとエアリオンが提供するリアルタイム飛行追跡システム「GlobalBeacon」の導入を発表しました。

エアリオンは放送型自動位置情報伝送機能(ADS-B)を通して航空機を追跡し、大多数の航空社やオペレーターが新たな機器の搭載は必要なく、この技術を活用でき、コスト効率に優れ、簡便に導入できるソリューションとなっています。

ヨーロッパで運航する全ての航空会社は、通常運航中、15分間隔で航空機の位置を追跡することがヨーロッパ航空安全庁(EASA)から義務付けられており、2021年までに緊急の場合は1分毎に位置を把握する必要性がでてくると考えられています。

これにより、事故が起こった際に、捜索と救出を半径11キロメートルの範囲に限定することができます。この必要条件は、エールフランス航空のAF447便、マレーシア航空のMH370便の事故に呼応して作られた、航空における遭難及び安全に関する世界的な制度「Global Aeronautical Distress Safety System(GADSS)」を基準としています。

「GlobalBeacon」は現在の基準である15分間隔をはるかにしのぐぎ、常時分刻みで航空機の位置を教えてくれるため、将来予測されるフライト追跡基準をライアンエアが満たすことも可能としてくれます。

この記事に関連するニュース
メニューを開く