成田6月1日着のANA171便、与圧システム不具合で重大インシデント

成田6月1日着のANA171便、与圧システム不具合で重大インシデント

全日空(ANA)が2019年6月1日(土)、サンノゼ発成田行きとして三陸沖上空を飛行中のANA171便が管制機関に降下の優先権を要請、高度を下げ、その後に緊急事態宣言を取り消し、成田に着陸した事案が発生しました。この際、上空1万3,000メートルを飛行中のところ、高度3,000メートルまで降下し、酸素マスクを使うことはありませんでした。

この事案について6月4日(火)、国土交通省は重大インシデントとして認定しました。これを受け、運輸安全委員会が原因究明にあたり、ANAも全面的に協力するとしています。

このANA171便は、機体記号(レジ)「JA828A」の787-8で、当該の降下をする三陸沖上空を飛行中、空調・与圧システムの不具合を示すメッセージが表示されていました。これを受け、緊急事態を宣言し、降下の優先権を要請していました。当時、ANA171便には乗客、乗員163名が搭乗しており、けが人などは発生しませんでした。

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