ポルトガル政府、KC-390を5機発注

ポルトガル政府、KC-390を5機発注

ニュース画像 1枚目:KC-390新型軍用輸送/空中給油機
© Embraer
KC-390新型軍用輸送/空中給油機

ポルトガル政府は2019年7月11日(木)、KC-390新型軍用輸送/空中給油機を5機、確定契約を締結しました。ポルトガル空軍の近代化を進める1つとして作戦の支援、即応性を向上する機材の導入を決定しました。2023年に納入が開始されます。

この機体は、ポルトガル空軍の要件を満たしつつ、新たに貨物や隊員の輸送、空輸と空中給油の機能を追加し、人道支援、医療搬送、捜索救助、さらに消化活動など、さまざまな軍用から民間の任務を遂行する能力を備えています。

エンブラエルは、ポルトガルに納入されるKC-390はナビゲーションシステム、データや音声伝送で、ポルトガルが要求する多国籍同盟で共同任務時の統合を可能にする、相互運用性要件を満たしているとも強調しています。KC-390は効率や運航性能で新たな基準を満たし、市場で最も効率的なライフサイクルコストを提示しています。

KC-390は2018年、ブラジル民間航空庁(ANAC)から民間機の型式証明を取得済みで、現在は量産作業に入っています。ブラジル空軍(FAB)での就役は2019年第3四半期に予定されており、納入も進められています。

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