「瀬取り」への警戒監視活動、9月にカナダと豪州が艦艇と航空機を派遣

「瀬取り」への警戒監視活動、9月にカナダと豪州が艦艇と航空機を派遣

ニュース画像 1枚目:オーストラリア空軍 P-8A哨戒機
© Commonwealth of Australia, Department of Defence
オーストラリア空軍 P-8A哨戒機

防衛省は2019年8月22日(木)、国連安保理決議で禁止されている北朝鮮の船舶が関連する海上での積み替え、いわゆる「瀬取り」への対応で、カナダ軍とオーストラリア軍が警戒監視活動を実施すると発表しました。カナダ軍は8月下旬以降に艦艇、オーストラリア軍は9月上旬以降に航空機を派遣します。

カナダ海軍の艦艇は、哨戒ヘリコプターCH-148サイクロンを搭載するフリゲート「オタワ(FFH-341)」です。東シナ海を含む日本周辺海域で警戒監視活動を実施します。カナダ海軍は2018年以降、3度目の艦艇派遣となります。

オーストラリア空軍の航空機はP-8A哨戒機です。アメリカ空軍嘉手納基地を拠点として、2018年以降5度目となる航空機による警戒監視活動を行う予定です。

日本政府は、北朝鮮の完全で検証可能、かつ、不可逆的な方法ですべての大量破壊兵器やあらゆる射程の弾道ミサイル廃棄の実現に向け、国際社会が一致団結し、国連安保理決議の実効性確保に取り組んでいく観点から、一連の取組を歓迎しています。また、海上自衛隊が関係国と緊密に協力する方針を示しています。

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