KLM、春からブリュッセル/アムステルダム間を減便 鉄道に切り替え

KLM、春からブリュッセル/アムステルダム間を減便 鉄道に切り替え

ニュース画像 1枚目:KLMオランダ航空 787-9
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KLMオランダ航空 787-9

KLMオランダ航空は2020年3月29日(日)から、フランス、ベルギー、オランダ、ドイツの4カ国を結ぶ高速列車「タリス(Thalys)」、オランダ鉄道と協力し、ブリュッセル/アムステルダム間の1日5便を4便に減便し、1便分を鉄道サービスに切り替えると発表しました。

KLMオランダ航空は、電車での移動が航空機での移動スピードと遜色なく、信頼性、快適さを提供できる場合、短距離路線のフライトを鉄道サービスに切り替えることに前向きな姿勢を示しています。「Air&Rail」商品と組み合わせることで、ブリュッセル/アムステルダム間のフライトを徐々に削減していく方針です。

Air&Railは、KLMの公式サイトや旅行会社で簡単に予約可能です。KLM便、タリス、オランダ鉄道とよりスムーズな接続が可能となるよう、スキポール空港にAir&Rail用の特別チェクインデスクを設置するなど、手荷物サービスなどの改善に取り組みます。

これは、「責任をもって飛ぶ(Fly Responsibly)」をスローガンとした、持続可能な航空輸送の未来作ろうとするKLMの取り組みの一環です。同時に2030年までにオランダの航空輸送で二酸化炭素排出量を35%削減しようとする「スマート・アンド・サステナビリティ」へのコミットメントも反映しています。

また、KLMはアムステルダム・スキポール国際空港における発着枠規制に直面しており、短距離便を鉄道に切り替えることによって、発着枠を長距離便で使用することができるようになります。

期日: 2020/03/29から
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