海自P-3Cなど、中国海軍艦艇の宮古海峡通過と東シナ海への進出を確認

海自P-3Cなど、中国海軍艦艇の宮古海峡通過と東シナ海への進出を確認

ニュース画像 1枚目:ルーヤンⅡ級ミサイル駆逐艦 153
© 統合幕僚監部
ルーヤンⅡ級ミサイル駆逐艦 153

統合幕僚監部は2019年10月27日(日)8時ごろ、海上自衛隊那覇基地第5航空群所属のP-3Cと第46掃海隊所属掃海艇「ししじま(MSC-691)」が、久米島の南約140キロメートルの海域を北上する、中国海軍ルーヤンII級ミサイル駆逐艦1隻、ジャンカイⅡ級フリゲート1隻、フチ級補給艦1隻を確認したと発表しました。

ルーヤンⅡ級ミサイル駆逐艦の艦番号は「153」、ジャンカイⅡ級フリゲートの艦番号は「599」、フチ級補給艦の艦番号は「966」でした。この艦艇はその後、沖縄本島と宮古島の間の海域を北上し、東シナ海へ向けて航行したことが確認されています。このルーヤンⅡ級ミサイル駆逐艦1隻、ジャンカイⅡ級フリゲート1隻、フチ級補給艦1隻は4月5日(金)に、沖縄本島と宮古島の間の海域を南東進した艦艇と同一です。

中国軍の日本海地域での行動は、2019年に入ってから1月24日(木)、3月28日(木)、4月15日(月)、5月26日(日)、6月16日(日)、7月25日(木)、7月27日(土)、8月22日(木)とほぼ毎月、確認されています。

ルーヤンⅡ級ミサイル駆逐艦は、中国海軍での名称は052C型駆逐艦です。満載排水量は7,000トン、全長154メートル、全幅17メートル、装備はVLS48セル、10センチ単装砲、フェイズドアレイ・レーダーを搭載、ヘリコプターは1機搭載し、「中華イージス」と呼ばれています。1番艦は2004年に就役し、6隻が配備されています。

ジャンカイⅡ級フリゲートは、中国海軍での名称は054A型フリゲートです。満載排水量は4,053トン、全長132メートル、全幅15メートル、装備はVLS32セル、76.3ミリ単装砲などヘリコプターは1機搭載しています。1番艦は2008年に就役し、30隻が配備されています。

フチ級高速戦闘支援艦は、中国海軍での名称は903A型総合補給艦です。満載排水量は23,000トン、全長178.5メートル、全幅24.8メートル、ヘリコプターは1機搭載できます。1番艦は2005年に就役し、9隻が配備されています。

期日: 2019/10/27
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