ジュネーヴ空港、空港ビルの温度調節に湖の水を活用するシステムを導入

ジュネーヴ空港、空港ビルの温度調節に湖の水を活用するシステムを導入

ニュース画像 1枚目:ジュネーブ湖 イメージ
© Genève Aéroport
ジュネーブ湖 イメージ

ジュネーヴ・コアントラン国際空港は2019年11月7日(木)、Services Industriels de Genève(SIG)が提供する環境に優しい熱回路網「GeniLac」を導入すると発表しました。

持続可能かつ再生可能なエネルギーであるジュネーブ湖の水を室内の冷暖房に導入することで、2025年までに空港ビルの温度調整に関わる化石燃料の使用を中止し、温室効果ガスの排出削減とジュネーヴ州のエナジー転換を手助けします。コストは8,000万スイスフランで、2023年から徐々に利用を開始します。

地下45メートルの深さから汲み上げられたジュネーブ湖の水は平均7度で、地下のパイプを通じて空港ビルに送られ、夏にはビルを冷やし、冬にはヒートポンプが追加され、熱を作り出す仕組みとなっています。ボイラーやエアコンからGeniLacに切り替えることにより、最終的には二酸化炭素排出量を年間7万トン削減できます。

■Water from Lake Geneva to ensure energy transition - GeniLac
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