知覧特攻平和会館、NYで「カミカゼ展:戦火を超えて」を共同開催

知覧特攻平和会館、NYで「カミカゼ展:戦火を超えて」を共同開催

知覧特攻平和会館とイントレピッド海上航空宇宙博物館は、2019年11月19日(火)から共同企画展「KAMIKAZE:BEYOND THE FIRE(カミカゼ展:戦火を超えて)」を開催しています。会場は、ニューヨークのイントレピッドです。

「カミカゼ展:戦火を超えて」は、知覧特攻平和会館が所蔵する特攻隊員の資料のレプリカを展示しています。共同企画展の目的は、特攻の史実を日米それぞれの視点で見つめることです。

イントレピッド博物館は、これまでも特攻攻撃を受けたことを映像などで紹介する展示を開催してきました。今回はそれをリニューアルし、日本がなぜ特攻を実行したのか、特攻隊員はどのような人間だったかを伝えるため、知覧特攻平和会館が収蔵する資料や写真、元イントレピッド乗組員の遺品を同じ空間で展示しています。

共同展示のきっかけは、空母イントレピッドが最初に特攻攻撃を受けてから75年目に当たる2019年、特攻に関する展示コーナーをリニューアルする計画がありました。イントレピッド博物館から知覧特攻平和会館へ2019年1月、打診があり、日米双方の視点で展示する企画展に協力することにしました。

イントレピッド海上航空宇宙博物館は、第2次世界大戦でレイテ沖海戦、硫黄島上陸作戦、沖縄戦、日本本土空襲作戦などに参加した空母「イントレピッド」を、ハドソン川に係留保存している施設です。空母「イントレピッド」は、レイテ沖海戦で1944年10月30日(月)、11月25日(土)、沖縄戦で1945年3月18日(日)、4月16日(月)の4度にわたり、旧日本軍による特攻攻撃を受けています。

イントレピッド海上航空宇宙博物館の入館料は、 65歳以上は31ドル、13歳から64歳は33ドル、5歳から12歳は24ドルです。

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