アメリカ空軍は2019年12月19日(木)、50年近く運用してきたUH-1Nの後継となるMH-139Aの導入セレモニーをフロリダ州デュークフィールド空軍基地で開催しました。全地球打撃コマンド(AFGSC)司令官は、このMH-139Aの愛称を「グレイウルフ」と発表しました。アメリカ空軍は、MH-139Aを84機導入する予定です。
「グレイウルフ」の愛称は、北アメリカ北部に生息する狼に由来し、機体の塗装も灰色狼の毛色のようなカラーリングを採用します。MH-139AはUH-1Nに比べ速度、航続距離、持久力、積載量などの能力が向上し、AFGSCの大陸間弾道ミサイル(ICBM)基地のセキュリティ任務に就きます。
MH-139は、レオナルドAW139として世界の270超の政府、軍隊、企業が使用しており、アメリカではフィラデルフィア工場でヘリコプターを組み立て、ボーイング工場で空軍向けのコンポーネントを統合します。