2019年上半期の航空トラブル、航空事故は1件 重大インシデント4件

2019年上半期の航空トラブル、航空事故は1件 重大インシデント4件

ニュース画像 1枚目:航空機 イメージ
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国土交通省航空局は2019年12月20日(金)開催の「第26回航空安全情報分析委員会」で審議した令和元年度上半期の「航空輸送の安全にかかわる情報の中間報告」を発表しました。2019年度上半期に発生した航空事故は1件、重大インシデントは4件でした。

航空事故は、8月15日(土)に発生した、全日空(ANA)の機体番号(レジ)「JA808A」で、羽田発北京行きNH963便が飛行中に機体が動揺し、乗客2名が重傷、客室乗務員2名が軽傷を負った件です。

また、重大インシデントには、フジドリームエアラインズ(FDA)「JA11FJ」の滑走路逸脱、全日空NH「JA828A」の2つの空調系統の停止・与圧停止、スカイマーク「JA73AB」とANA「JA885A」の同滑走路への横断・着陸、アシアナ航空「HL8256」が許可なく滑走路に侵入した件が報告されています。

このほか、航行中のシステム不具合などの「安全上のトラブル」は549件が報告されており、国土交通省ではこれらの安全上のトラブルなどの全てについて、本邦航空運送事業者において適切な要因分析が行われ、必要な対策がとられていることを確認しています。

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