ピラタス・エアクラフトは2020年1月31日(金)、スペイン空軍と24機のPC-21について、契約したと発表しました。この契約にはピラタスが開発したシミュレーター、スペアパーツなどが含まれています。
PC-21はパイロット養成分野で、そのパフォーマンス、コクピット機器、メンテナンスの柔軟性、使いやすさを実現していることから、群を抜く評判を集めているとされています。スペイン空軍はPC-21を選択したヨーロッパで3番目の空軍で、スイス空軍とフランス空軍に続くもので、シンガポールやアラブ首長国連邦(UAE)、オーストラリアでも採用されています。
スペイン国防省は、スペイン軍のパイロット養成について、高度な訓練を提供する効率的な訓練プラットフォームを検討してきました。ピラタスは競合他社との競争でPC-21を提案し、入札を経て契約を獲得しました。PC-21は軍事パイロットのトレーニングコストを50%以上削減できるほか、同クラスの航空機と比べて、燃料も削減します。
スペイン空軍はPC-21による訓練を、2021年から開始する予定です。