ツポレフ、近代化改修したTu-160Mの初飛行

ツポレフ、近代化改修したTu-160Mの初飛行

ニュース画像 1枚目:近代化改修したTu-160M
© Tupolev
近代化改修したTu-160M

ツポレフは2020年2月2日(日)、近代化したTu-160M戦略爆撃機の初飛行を実施したと発表しました。初飛行はタタールスタン共和国のカザンの飛行場で、高度1,500メートルを34分間、飛行しました。

Tu-160Mはタタールスタン共和国の首都カザンのカザン航空機製造(KAPO)で、Tu-160をもとに新型のナビゲーションを装置したほか、通信システム、レーダー、電子対策システムなどの近代化改修を受けました。

Tu-160は1981年に初飛行し、戦略爆撃機としては比較的新しい航空機です。全長は54.1メートル、全幅は最大で57.7メートル、最大速度はマッハ2、航続距離12,300キロメートルです。シリアのアサド政権を支援するため2015年11月、初めて実戦投入し、巡航ミサイル攻撃を行いました。

Tu-160の生産数は35機と言われていますが、ソ連崩壊時にウクライナに残った19機のうち8機はロシアに売却され、残りは解体処分、または退役しています。ロシアは2023年から、50機を再生産するとも言われています。

期日: 2020/02/02から
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