ミラノを拠点とするエア・イタリーは2020年2月11日(火)、事業清算し、2月25日(火)をもって運航を終了すると発表しました。
2017年にカタール航空がメリディアーナの株式を49%獲得、「エア・イタリー」にリブランドし、機材の再リースや購入、資金の投入など必要なサポートを提供してきました。
エアイタリーは2018年に1億6,400万ユーロの損失、2019年に2億ユーロの損失を計上していました。ミラノ・マルペンサを拠点として、737MAXを20機保有していましたが、2019年3月から運航停止となり、フライトスケジュールを再構成せざるを得ない状況でした。長距離路線ではカタール航空からリースしたA330で運航を継続していました。
外国企業の株式を少数に限定するEU法により、カタール航空はこれ以上の投資や資金提供ができませんが、カタール航空は全株主の承諾が得られれば、エア・イタリーを今後も支援していくと説明しています。