岐阜県は2020年2月14日(金)、岐阜県防災航空センターで発生した職員によるパワーハラスメント事案と、若鮎機の点検・整備の不適切事項について、調査結果と処分を発表しました。
これは岐阜県防災災航空センターで、職員によるパワーハラスメント事案が発覚、調査を実施していたところ、若鮎機の点検・整備にも不適切な点が発覚したものです。岐阜県は、2012年度から2019年度までに防災航空センターに在籍した退職者を含む職員、計65人に対し、パワーハラスメントとホイストの不適切点検、危険物の不適切保管について調査を実施しました。
パワーハラスメント行為では、当該整備士が部下の整備士に対し、頭を叩く、足を蹴る、不適切な発言をする、などの行為があったとして、当該整備士や管理監督者に停職や文書による厳重注意などの処分を講じています。
ホイストの不適切点検では、本来ホイストをマニュアルで定まった頻度で点検するところを、2014年4月から2019年5月の間に、間隔の超過が21回、使用時間の超過が6回、発生していました。これにより、当該整備士は「戒告 相当」、管理監督者11名には文書による厳重注意などの処分が実施されています。
危険物の不適切保管では、防災ヘリコプターの給油のために常置しているタンクローリー内の燃料保管や点検・整備や運航に係る油脂類について、管理や保管業務で不適切な事案が発生していました。これにより、当該防災課長7名や当該整備士には「訓告」、または「訓告 相当」、管理監督者6名には口頭による厳重注意などの処分を実施します。