アメリカ空軍のF-35Aのデモンストレーション・チーム・パイロット、クリスティン「ベオ」ウルフ大尉が2020年2月29日(土)、アリゾナ州デビスモンサン空軍基地のヘリテージ・フライト・トレーニング・コースで訓練を実施しました。ヘリテージ・フライト・トレーニング・コースは、エアショー・シーズンに先立ち、訓練を重ねるためのコースです。
2020年のエアショー・シーズンから2年間、2世ファイターパイロットで元F-22Aラプターのパイロットでもあるクリスティン「ベオ」ウルフ大尉が、新しいF-35AライトニングIIデモンストレーション・チームを率います。ほとんどのファイター・パイロットにとって、第5世代の戦闘機を操縦するのは初めての経験ですが、彼女にとっては2機種目になります。
ウルフ大尉はF-22AとF-35Aで900飛行時間以上、飛んでいます。彼女の父はアメリカ空軍でF-4GファントムⅡとF-15Cイーグルを乗り継いだファイターパイロットでした。ウルフ大尉はバージニア州ラングレー・ユースティス統合基地で3年間、F-22Aを飛ばしていました。2017年に空軍初のF-35A部隊となった第388戦闘航空団に異動しました。
デモンストレーションチームは13人のチームで運用やメンテナンスなどが行われ、2年間で40を超えるデモフライトや、メディアとの交流やリクルートイベントも行われます。