イギリス空軍(RAF)は2020年3月11日(水)、イギリスの領空に近づいた2機のロシア海軍の哨戒機Tu-142「ベアF」へ、クイック・リアクション・アラート(QRA)でロジーマス空軍基地を離陸したユーロファイター・タイフーンFGRがインターセプトしました。ロシア軍機へのインターセプトは、3月7日(土)以来です。
2機のTu-142は、イギリスの空域から南下してビスケー湾に向かい、QRAで飛来したフランス空軍に引き継ぎました。再び北上したTu-142に、再びユーロファイター・タイフーンFGRがインターセプトし、Tu-142がイギリスの領空を侵犯することはありませんでした。今回のQRAでは、ブライズノートン空軍基地からボイジャーが離陸、上空で待機し、地上の防空監視網もサポートしていました。
イギリス周辺には、世界でも大変混雑した民間空路が存在しています。ロシア軍機の行動は国際航空法に反して危険なため、イギリス空軍がインターセプトしています。