ハワイ州知事、30日間は「来ないで」 定期便にも影響か

ハワイ州知事、30日間は「来ないで」 定期便にも影響か

ニュース画像 1枚目:ダニエル・K・イノウエ国際空港
© HDOT
ダニエル・K・イノウエ国際空港

ハワイ州のデービッド・イゲ知事は現地2020年3月17日(火)、今後30日間に予定しているハワイ旅行を延期し、後日に予定を変更するよう強く呼びかけました。イゲ知事は、新型コロナウイルス(COVID-19)が世界的に拡散している中、観光が重要な産業であるハワイ州の経済に「悪影響を与えることはわかっている」としつつ、積極的な行動により、今回の危機が収束した際は迅速に回復できるとコメントしました。

ハワイ州の対応は、まず職員に対して州内で島間の移動を含め、不要不急の旅行、移動を取り止める指示を出しています。さらにアメリカ疾病管理予防センター(CDC)のガイドラインに従い、10人以上で集まる集会制限、バーやクラブの営業停止、レストランは営業中止またはテイクアウト、ドライブスルー、デリバリーの実施を求めています。また、一般事業者にはテレワーク、リモートでの従事などを積極的に勧めています。

このほか、州立図書館を一時的に閉鎖、国立公園ビジターセンター、州立公園のオフィス、州議会議事堂、州立美術館などのツアー中止など、連邦政府のガイドラインに基づく予防措置を講じるよう促しています。

なお、ハワイ州では3月17日(火)14時現在、COVID-19の陽性は14名が確認されており、オアフ島、マウイ島、カウアイ島、ハワイ島と日本人も訪れる州の主な4島で感染者が確認されています。

現在、日本航空(JAL)のホノルル線は成田発着で一部減便、名古屋(セントレア)と関西発着、成田/コナ線は通常通り週7便を運航しています。また、全日空(ANA)は3月末から羽田/ホノルル線を運休、成田/ホノルル線はA380での運航を計画しています。今回の知事の対応を受け、これらの定期便にも影響が及ぶ可能性があります。

メニューを開く