ヒンドスタン航空機は2020年3月17日(火)、完全運用能力(FOC)を持つインド空軍向け軽戦闘機、テジャスが初飛行したと発表しました。FOCを持つテジャスは、空中給油を受ける機能と視界外射程ミサイル(BVR)能力を有しています。
テジャスはHALバンガロール空港を12時30分頃に離陸し、およそ40分間飛行しました。ヒンドスタン航空機は現在、FOCを持つテジャスを15機製造中で、2021年にインド空軍に引き渡す予定です。
テジャスは、MiG-21の後継として1983年に開発を着手したインドの開発によるデルタ翼単発軽戦闘機です。1995年11月にロールアウトしましたが、1998年の原爆実験の影響で、アメリカなどの経済制裁が影響したことから開発が遅れ、2001年1月に初飛行しました。量産型1号機は2007年4月、海軍仕様機が2012年4月に初飛行しています。インド空軍には、2015年に納入されました。
諸元は、全長13.2メートル、全幅8.2メートル、全高4.4メートル、最大速度マッハ1.6、最大上昇限度15,200メートル、固定武装は23ミリ機関砲を搭載しています。