防衛省統合幕僚監部は2020年3月26日(木)、ロシア海軍艦艇による対馬海峡の航行を確認したと発表しました。
これによると、3月26日(木)20時ごろ、海上自衛隊第1護衛隊所属の護衛艦「むらさめ(DD-101)」と第1航空群所属で鹿屋基地のP-3Cが、下対馬の南西約200キロメートルの海域を北東進するロシア海軍ウダロイI級駆逐艦を1隻、ドゥブナ級補給艦1隻の計2隻を確認しました。なお、ウダロイI級駆逐艦の艦番号は「572」でした。
その後、これら2隻の艦艇は対馬海峡を北東進し、日本海へ向け航行しました。今回確認した艦艇は、2月12日(水)にも対馬海峡の航行が確認されています。ウダロイI級駆逐艦は満載排水量は8,500トン、全長163.5メートル、全幅19.3メートル、装備は100ミリ単装砲、30ミリCIWS、VLS64セルなど、ヘリコプターは2機搭載可能で、1980年から1991年にかけて12隻が建造されました。