航空自衛隊に警戒航空団新編、河野防衛相も出席

航空自衛隊に警戒航空団新編、河野防衛相も出席

ニュース画像 1枚目:警戒航空団新編行事
© 防衛省
警戒航空団新編行事

河野防衛大臣は2020年3月29日(日)、航空自衛隊浜松基地で警戒航空団新編行事に出席しました。警戒航空団は、空中レーダーを搭載する早期警戒管制機E-767、早期警戒機E-2C、E-2Dを保有する唯一の航空団です。

1986年に警戒航空隊を新編以降、その特性を活かして地上の警戒管制レーダーにより監視することが困難な空域の警戒監視にあたっており、この航空隊を2020年3月26日(木)に廃止し、警戒航空団として新編しました。

近年、中国軍機やロシア軍機の日本周辺の長距離飛行など、これまで警戒監視を行う部隊を設置していない太平洋側の島嶼部において、周辺国の軍事活動が急速に活発化しています。これらの空域を早期警戒管制機などにより警戒監視することの重要性が高まっています。

早期警戒管制機などの運用態勢を強化するため、2019年度に警戒航空隊を警戒航空団として格上げして新編し、8個警戒群と20個警戒隊から28個警戒隊へ改編しました。太平洋側の広大な空域を含むわが国周辺空域の防空態勢の充実を図ります。

これにより、早期警戒管制機などの能力を順次向上させており、新たな早期警戒機E-2Dを導入、現有のE-767の中央計算装置の換装や電子戦支援装置の搭載などに必要な機体改修を実施するなど、早期警戒管制機などの能力向上を図っています。

期日: 2020/03/29
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