ノースロップ・グラマンは2020年4月22日(水)、アメリカ陸軍向けのUH-60Lブラックホークを近代化改修したUH-60Vに使う統合アビオニクスの初期運用試験と評価(IOT&E)を完了したと発表しました。
改修初号機は2017年1月19日(木)に初飛行し、IOT&Eを経て、最新型のUH-60Mと同様の能力を持つUH-60Vを今後数十年、運用できるようになります。UH-60LはUH-60Aの改良型で、各種重量を増加して作戦能力を高めたタイプです。1988年に初飛行し、アメリカ陸軍で最も多く運用しています。
UH-60Mは、UH-60Lを基にグラスコクピット化とエンジンの出力を高めたタイプで、メインローター・ブレードに複合材を使用しています。初飛行は2003年9月17日(水)です。