アムステルダム空港、環境に優しい特殊牽引車「タキシボット」試験導入

アムステルダム空港、環境に優しい特殊牽引車「タキシボット」試験導入

ニュース画像 1枚目:アムステルダム空港が試験導入した特殊牽引車
© Schiphol
アムステルダム空港が試験導入した特殊牽引車

アムステルダム・スキポール国際空港は2020年4月23日(木)、パートナー会社と提携し、航空機による持続可能な地上走行試験を開始したと発表しました。

この試験では、「タキシボット(taxibot)」と呼ばれる特殊牽引車を使い、航空機を滑走路まで運びます。これにより、航空機は地上走行中の大部分の時間、エンジンを停止でき、燃費削減だけでなく、環境に優しいフライトにつながります。タキシボットは電気とディーゼルを組み合わせたハイブリッドエンジンを搭載し、航空機によるタキシング時に使用する燃料より95%少ない燃料で走行できます。

現在、KLMオランダ航空、コレンドン・ダッチ・エアラインズ、トランサヴィア、イージージェットなどの航空会社をはじめ、地上サービス業務などを担うdnataやKLMグランドサービスなどの協力を得て実施されており、テストでの成果を踏まえ、次のフェーズとして運用中の機材にも適用を拡大します。

この特殊牽引車は世界に10台しかないうちの1台で、地上ハンドリング機器のサプライヤーTLDの姉妹会社、スマート・エアポート・システムズが所有しています。

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