ブリティッシュ・エアウェイズ、最大12,000人の解雇を検討

ブリティッシュ・エアウェイズ、最大12,000人の解雇を検討

ニュース画像 1枚目:ブリティッシュ・エアウェイズ イメージ
© British Airways
ブリティッシュ・エアウェイズ イメージ

ブリティッシュ・エアウェイズは2020年4月28日(火)、新型コロナウイルス(COVID-19)による打撃を受け、人員削減の可能性を含めた協議を労働組合と開始すると発表しました。

ブリティッシュ・エアウェイズを傘下に置くインターナショナル・エアラインズ・グループ(IAG)が同日発表した内容によると、ブリティッシュ・エアウェイズの多くの従業員に影響が及び、最大12,000人を解雇する可能性があります。なお、ブリティッシュ・エアウェイズはイギリスの「COVID-19雇用維持スキーム」を導入し、22,626人を一時帰休の対象としています。

ブリティッシュ・エアウェイズは、運休や減便で収入が得られない中、提携業者と返済条件に関する話し合いや、契約の再交渉、また機材に関するあらゆる選択肢を検討していますが、これだけでは十分でないと説明しています。イギリス政府からの救済措置がないこと、渡航制限などがいつ撤廃されるか不明なことを含め、ブリティッシュ・エアウェイズという航空会社を再定義し、新たな未来を作り出さなければならないとメッセージを発信しています。

なお、2019年の旅客需要レベルへの回復には数年かかると予想されており、IAGは、グループ全体でリストラ対策が必要になると説明しています。

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