英ヴァージン、ヒースロー発着に統一 4発機の747-400は退役

英ヴァージン、ヒースロー発着に統一 4発機の747-400は退役

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© FlyTeam sky-spotterさん
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ヴァージン・アトランティック航空は2020年5月5日(火)、ネットワークの最適化と機材の簡素化を図り、ロンドン・ガトウィックからロンドン・ヒースローに全便を移行し、7機の747-400を退役させると発表しました。

ヴァージン・アトランティック航空はガトウィックからヒースローに運航を移行しますが、ガトウィックの運航枠は継続して保有する意向で、顧客の需要が戻り次第、ガトウィック発着の運航を再開します。2020年夏スケジュールでガトウィック発着は34枠を持っており、アンティグア、ブリッジタウン、グレナダ、ハバナ、モンテゴベイ、ニューヨーク・JFK、オーランド、セントルシア・ヘワノラ、トバゴなど、カリブ海を中心としたレジャー向けフライトを運航する計画でした。

保有機材はA340-600の早期退役に加え、7機の747-400を退役させます。5機はGEキャピタル・アビエーション・サービスからのリースで、残りの2機はヴァージン・アトランティック航空の所有です。このほか、予定通り2022年に4機のA330-200を退役させ、同年には機材は36機に縮小します。ヴァージン・アトランティック航空は現在、10機のA330-300、5機のA350-1000、17機の787-9を運航しており、A350-1000を3機、A330-900を8機、追加で発注しています。

これらは新型コロナウイルス(COVID-19)の影響で輸送量が大幅に減少し、パンデミック以前のレベルに回復するには最大3年かかると予測され、資金流動性やできる限りの雇用を守るために実施する取り組みの一環です。なお、ヴァージン・アトランティック航空は持続可能な事業を確立するため、3,150人の人員削減も発表しています。

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