2019年の旅客数トップ20空港、2020年旅客減少率は北京が1位

2019年の旅客数トップ20空港、2020年旅客減少率は北京が1位

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ACI World 最も忙しい空港ランキング2019

国際空港評議会(ACI)は2020年5月19日(火)、2019年版の「最も忙しい空港トップ20位」を発表し、新型コロナウイルス(COVID-19)の影響の大きさについて言及しています。

上位20空港の旅客輸送量は2019年に1.7%増で、世界の旅客輸送の17%を占める15億人以上がこれらの20空港を利用しています。また、2019年と2020年の第1四半期の旅客輸送量を比較すると、2019年ランキング1位のアトランタ国際空港は18.2%減、2位の北京空港は20空港の中でCOVID-19の影響を最も受けて62.6%減、3位のロサンゼルス国際空港は21.7%減、4位のドバイ国際空港は19.9%減、そして5位の羽田空港は28.5%減でした。

なお、国際線の輸送量ランキングには、成田空港が18位に入っていますが、第1四半期における2020年の輸送量は前年比34.2%減となっています。

パンデミックによる渡航制限で、全地域の空港は休止状態で交通量の減少に伴い収益の損失が発生、ACIは2020年の世界の搭乗者数は46億人以上、収益は970億ドル以上が減少すると予測しています。

■2019年の最も忙しい空港トップ20位、2020年第1四半期の搭乗者数増減率
1位:アトランタ国際空港、-18.2%
2位:北京首都国際空港、-62.6%
3位:ロサンゼルス国際空港、-21.7%
4位:ドバイ国際空港、-19.9%
5位:羽田空港、-28.5%
6位:オヘア国際空港、(未発表)
7位:ロンドン・ヒースロー空港、-18.3%
8位:上海浦東国際空港、-57.1%
9位:パリ シャルル・ド・ゴール国際空港、-20.6%
10位:ダラス・フォートワース国際空港、-12.3%
11位:広州白雲国際空港、-53.8%
12位:アムステルダム・スキポール国際空港、-20.8%
13位:香港国際空港、-56.4%
14位:仁川国際空港、-42.5%
15位:フランクフルト国際空港、-24.9%
16位:デンバー国際空港、-12.9%
17位:デリー・インディラ・ガンディー国際空港、-7.1%
18位:シンガポール・チャンギ国際空港、-32.7%
19位:バンコク・スワンナプーム国際空港、-32.2%
20位:ニューヨーク・ジョン・F・ケネディ国際空港、-20.0%

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