ACI、地域に合わせたU/Lルール適用を提案 コロナウイルスの影響 | FlyTeam ニュース

ACI、地域に合わせたU/Lルール適用を提案 コロナウイルスの影響

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国際空港評議会(ACI)アジア太平洋地域支部は、新型コロナウイルス(COVID-19)の影響が長引くことで、これまでの予測と比べ、この地域の空港の成長見通しが大幅に後退するとの見通しを示しています。

この危機感を受け、ACIは規制当局と政府に対し、地域の状況に合わせ、具体的な政策調整と救済措置を実施するよう要請しています。これは、国際航空運送協会(IATA)が最近公表した航空規制当局へスロット使用規定U/Lルール(Use it or Lose it rule)の一時停止という救済措置を求めたことに対する提案です。

航空会社が空気を運ぶような事態は避けるべきとしつつ、世界一律に空港使用料の減額やスロット使用ルールの停止に至るのではなく、客観的な根拠に基づき経済的に妥当性のある措置を講じるように求めたものです。使用料やU/Lルールは、感染率、搭乗率、予約状況などに基づいて、市場別に細かな対策、あるいは80%を使用するルールをより低いスロット使用率を認めるなどの対策を提案しています。

ACIの推定をもとにすると、アジア太平洋地域が最も大きな影響を受け、2020年第1四半期の航空旅客は、COVID-19の影響が無い場合の予測から24%減少しています。特に中国本土、香港、さらに韓国への影響が大きく、この地域の交通量が大幅に減少しています。さらに、中東でもCOVID-19の件数が急増し、旅行手控えとそれを受けた航空会社の供給座席数の調整のため、数日から数週間で4.2%減と大きな影響が及んでいます。

これにより、空港の航空収入と非航空収入は減少が予想されています。 ACIの予測では、COVID-19の影響が無い場合、2020年第1四半期のアジア太平洋地域は124億米ドルの収益を予測していましたが、30億米ドルの収益損失が見込まれます。

空港が得る収益損失は、乗客数の減少と定期便の欠航により、航空会社が支払う着陸料や駐機料、乗客が支払う旅客サービスやセキュリティ料などの減収が要因です。さらに、空港は需要が減少した場合でも、空港閉鎖や移転することができず、その運営コストは大きく変わりません。

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