ボーイング、レントン工場で737 MAXの生産を再開

ボーイング、レントン工場で737 MAXの生産を再開

ニュース画像 1枚目:静かな737 MAX最終組み立てラインの出口
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静かな737 MAX最終組み立てラインの出口

ボーイングは2020年5月27日(水)、ワシントン州レントン工場で737 MAXの生産を再開しました。737プログラムの再開は、最終組み立てを低規模で開始したもので、職場の安全性、品質の向上に重点を置いた12を超える取り組みを講じながら進めています。737プログラムは、2020年の生産機数を徐々に増やす計画です。

この取り組みは、737 MAXに最適な最終組み立て作業の環境を根付かせる一歩を踏み出したものと、Walt Odisho737プログラムのゼネラルマネージャーはコメントしています。

1月からレントン工場では最終組み立て操業を停止する中、メカニックとエンジニアが協力し、工場の各ポジションで実施する一連の作業を改良し、標準化に取り組みました。新しいプロセスにより、レントン工場のスタッフは737 MAXを組み立てる作業中に必要なものがすぐに手に入り、無駄な導線が減らされています。

ボーイングは2020年1月から、737 MAXの生産を一時停止しました。737 MAXは2018年10月、2019年3月にそれぞれ1機ずつ、計2機が墜落し、これを受けて世界各国の航空当局が商業飛行を停止する判断を下しました。定期便では使用できず、納入もされていませんが、ボーイングは月産52機体制を42機と減産したものの、製造を継続しており、生産の調整に入っていました。

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