AIRDOの20年3月期、純利益6割減、コロナで旅客数は9万人減

AIRDOの20年3月期、純利益6割減、コロナで旅客数は9万人減

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AIRDOは2020年3月期の決算を発表、営業収入は前年度比1.5%増の455億4,500万円、営業利益は25.3%減の22億7,500万円、経常利益は31.5%減の16億2,900万円、当期純利益は64.4%減の4億2,400万円でした。

AIRDOは、2019年4月に策定した「2019~2023年度 中期経営戦略」を基に、競争力のある細やかな運賃設定と需要予測に連動した座席コントロールを実施、またゴールデンウィークなどの休み期間を中心に臨時増便や深夜便を設定したことにより、増収を図りました。767-300ERを1機導入し、機内品質の向上を図り、提供座席数の増加や定時性向上・欠航率の低下に努めた結果、中間会計期間としては旅客数が過去最多となるなど、3月期の業績予想を上方修正していました。

しかし、年度末に新型コロナウイルス(COVID-19)による需要の低下を受け、最終的な輸送実績では旅客数が前年から91,636人減の2,037,934人と激減し、最終業績は予想を下回る結果となっています。

なお、2021年3月期の見通しに関しては、新型コロナウイルス(COVID-19)の影響を合理的に算定することが困難であることから、可能となった時点で開示する方針です。AIRDOは現在、営業関連費用や設備投資等の見直し、従業員の一時帰休などを通じたコスト低減に努めており、金融機関と手元流動性の確保に向けた資金調達も進めています。

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