海上保安庁は2020年6月8日(月)から7月8日(水)まで、船艇職員、無線従事者、航空機職員採用試験の実施にあたり、希望者の受付を実施します。採用されると、北九州市門司区にある海上保安学校門司分校で海上保安官として必要な研修を約6カ月受けたあと、各海上保安部署等で勤務します。今回の試験から商船高等学校の学生が在学中に受験できるようになりました。
採用区分のうち、「航海」「飛行」「機関」「航空通信」は各約5名、「整備」と「通信・技術」はそれぞれ約10名を採用します。採用予定日は2021年1月1日(金・祝)です。試験日は1次が7月26日(日)、2次は受験都市により8月17日(月)から9月2日(水)に実施されます。
海上保安庁は第一管区が千歳、函館、釧路、第二管区が仙台、第三管区が羽田、第四管区が中部、第五管区が関西、第六管区が広島、第七管区が福岡、第八管区が美保、第九管区が新潟、第十管区が鹿児島、第十一管区が那覇と石垣に各航空基地を展開しているほか、各管区の巡視船に回転翼機を搭載しています。
■採用区分ごとの応募資格 <航海・機関> ・採用日時点で60歳未満 ・航海:電子海図情報表示装置についての能力 限定が解除された五級海技士(航海)以上 の海技免状 ・機関:五級海技士(機関)以上(内燃機関の限 定を含む)の海技免状 <通信・技術> ・採用日時点で60歳未満 ・高等学校卒業、または同等の学歴 ・以下のいずれかの資格保有者 ・第1級または第2級総合無線通信士 ・第1級、第2級または第3級海上無線通信士 ・第1級または第2級陸上無線技術士 <飛行・整備・航空通信> ・採用日時点で60歳未満 ・高等学校卒業、または同等の学歴 ・飛行:飛行機または回転翼航空機の事業用操 縦士の資格以上の技能証明書を有し、 有効な第一種航空身体検査証明書、航空 無線通信士、または第1、第2級総合無線 通信士の資格保有者 ・整備:飛行機または回転翼航空機の航空 整備士または航空運航整備士の技能 証明保有者 ・航空通信:航空無線通信士、または第1級 または第2級総合無線通信士の資格保有者