イギリス空軍(RAF)は2020年6月17日(水)、BAe146 Mk.3を重症の医療患者輸送に対応する初めての改修を実施しました。新型コロナウイルス(COVID-19)で様々な影響を受ける中、国防省の医療輸送能力を支援する目的です。
RAF全体のイノベーションを推進するアストラ・プログラムの1つで、ノーソルトの第32飛行隊が4月に選択肢の検討を開始し、空中給油機「ボイジャー」で既に使用されているストレッチャーの支柱を流用し、機材のバレット床に装着するという結論に至りました。
検討を始めてから2週間以内に試作機が準備され、複数回の乗務員訓練を経て、2カ月後には航空医療サービスに適し、新たな任務に対応した飛行が可能となりました。
第32飛行隊や戦術医療隊の能力、そして設計・技術能力が集結することにより実現できたもので、限られた資産を効率的に活用し、イギリスの医療輸送能力をサポートします。