新関西空港、着陸料引き下げ-2014年度発着回数は関空、伊丹計30万回

新関西空港、着陸料引き下げ-2014年度発着回数は関空、伊丹計30万回

関西国際空港、伊丹空港を運営する新関西国際空港は経営戦略を発表、「空を変える。日本が変わる。」を基本コンセプトにオープンスカイ、LCCの台頭などの変化に対応していきます。実現に向けてはまず、補給金に頼らない経営を実現、経営効率化などによる事業価値の最大化、そして早期の完全民営化をめざしていきます。2014年度の目標数値は関空、伊丹の合計で発着回数30万回(2011年度:23万回)、旅客数3,000万人(2011年度:2,677万人)、貨物100万トン(2011年度:82.5万トン)、売上1,500億円をめざします。

具体策としては2012年度冬ダイヤから関空国際線着陸料5%引下げ、成田空港並みの料金に近づけるほか、伊丹空港では低騒音機材導入の促進を狙い新料金体系の検討、導入を行い、航空会社の拠点化、増便につなげます。

また、フェデックスが北太平洋地区ハブを関空に置き、2014年春ごろに操業開始することが発表されていますが、これを事例に物流拠点としての機能を強化。

関空と伊丹間の無料バスの運行を実現するほか、関西方面の主要都市から安くアクセスできるよう片道1,000円程度の鉄道会社との企画きっぷの施策継続、また、既に関空では駐車場料金の改定を実施し、アクセス面の改善を図ります。

ターミナルビル事業では空港内店舗をはじめとする非航空系の売上の増加をはかるため、空港の観光スポット化への魅力向上、不動産の有効活用に取り組みます。

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