カンタス航空は2020年7月中旬、完全退役を決定した747のお別れフライトを運航します。カンタス航空が保有する6機の747-400は新型コロナウイルスの需要急減を受けた再建策の1つとして、前倒しでの完全退役が6月に発表されていました。
最後にこの747ジャンボに乗ってみたい従業員や顧客からの要望に応え、そのチャンスを提供するもので、7月13日(月)にシドニー、7月15日(水)にブリスベン、7月17日(金)にキャンベラで運航します。エコノミー運賃は400ドル、ビジネスクラスの航空券は747ドルからと設定されています。運賃は7月8日(水)から販売します。
カンタス航空は1971年に747を導入し、最初の747-200以降、中古機を含め747-100、747SP、747-300、747-400、747-400ERと747の各機種を運航してきました。お別れフライトはこの50年間におよぶ歴史を飾る最後の機会となります。
退役日は7月22日(水)で、最後の747-400はQF7474便として、シドニーを14時ごろ出発します。また退役に際し、従業員向けのお別れイベントが格納庫で開催される予定です。