カンタス航空、747にお別れ | FlyTeam ニュース

カンタス航空、747にお別れ

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カンタス航空と747の歴史

カンタス航空は2020年7月22日(水)、オーストラリアで最後の747ジャンボジェット「空の女王」と別れを告げます。シドニーを離陸し、ロサンゼルスを経由し、モハべへ向かいます。最後の747は機体記号(レジ)「VH-OEJ」で、便名はQF7474便として14時にシドニーを離陸します。

VH-OEJはシドニーを離陸後、シドニー湾から中心街、北部と東部のビーチをフライバイし、アルビオン・パークの歴史的航空機復元協会(HARS)で保管されているカンタス航空の747-400初号機「VH-OJA」に別れを告げ、通称「飛行機の墓場」へ向かいます。

カンタス航空にとって、さらにオーストラリアにとって747シリーズは、共に歴史を作った航空機でした。1971年8月に747-200を皮切りに初の747を導入して以降、多くのオーストラリア人の海外旅行に利用され、また多くの移民を受け入れるなど、その移動を支えました。

1974年12月、ダーウィンの町に大きな打撃をもたらしたサイクロン・トレーシーの際には747が674名を乗せて避難を支援したほか、2011年にはエジプトの情勢不安でカイロから避難する旅客を乗せています。武漢での新型コロナウイルスを受け、オーストラリア人の帰国にもカンタス航空が747で帰国を支援しました。

カンタス航空の747は、およそ50年間で約36億キロ以上を飛行し、月への距離に置き換えると4,700回の往復に相当します。保有した機種は、747-100、747-200、747SP、747-300、747-400、747-400ERと6機種、計65機で、特に747SPの導入により、直行便で太平洋を横断できるようになったことは、旅程を大きく改善することに繋がりました。

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