国立科学博物館、YS-11の組立資金不足でクラウドファンディング

国立科学博物館、YS-11の組立資金不足でクラウドファンディング

ニュース画像 1枚目:JA8610
© 国立科学博物館
JA8610

国立科学博物館は2020年7月10日(金)、YS-11を組み立てるための資金が不足したため、クラウドファンディングを立ち上げました。YS-11量産初号機、機体番号(レジ)「JA8610」は羽田空港で整備・保管していましたが、茨城県筑西市のザ・ヒロサワ・シティーに移設して組み立てを行い、2021年春からの一般公開を目指しています。

国立科学博物館は、新型コロナウイルス(COVID-19)の影響による臨時休館や入場者数制限のため、入館料収入が激減し、財政状況が悪化しています。この余波でYS-11の組立資金が不足し、朝日新聞社のクラウドファンディングサイト「A-port」でプロジェクトを立ち上げました。目標資金は3,000万円、期限は11月6日(金)です。

YS-11量産初号機レジ「JA8610」の型式はYS-11-100で、初飛行は1964年10月23日(金)です。航空局に納入し「ちよだⅡ」と命名され、羽田空港をベースに飛行検査機として活躍し、1998年12月に引退するまで2万時間を超える飛行時間を記録しました。日本機械学会の「機械遺産」、日本航空協会の「重要航空遺産」にそれぞれ認定されています。

期日: 2020/07/10から
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