「ロシアン・ナイツ」向けSu-35S、新たに4機引き渡し

「ロシアン・ナイツ」向けSu-35S、新たに4機引き渡し

ニュース画像 1枚目:納入されたSu-35S
© Министерства обороны Российской Федерации
納入されたSu-35S

スホーイは2020年7月8日(水)、ロシア空軍のアクロバットチーム「ロシアン・ナイツ」向けSu-35Sをロシア極東部のコムソモリスク・ナ・アムーレの工場で4機、新たに製造しました。「ロシアン・ナイツ」には2019年11月12日(火)、4機を引渡し済みです。

白、赤、青と「ロシアン・ナイツ」の塗装が施されたSu-35Sは、ノボシビルスクでのテクニカル・ランディングを経て、配備先のクビンカ基地へ移動しました。納入にあたり、コムソモリスク・ナ・アムーレの製造工場では、移動前日に航空機の包括的な検査と領収が行われました。組立品質、地上での各種システム、さらにロシアン・ナイツの隊員がアビオニクスの制御を確認する試験飛行で、各種機器の動作を確認しました。

Su-35SはSu-27フランカーシリーズの最新型です。従来型のフランカーとは、外観でピトー管と機体上面のエアブレーキが無くなったことが大きな違いです。全幅14.7メートル、全長21.9メートル、最大速度マッハ2.25、航続距離3,600キロメートルです。

エンジンは偏向ノズルが付き、フライ・バイ・ワイヤの改良により、カナード翼が不要になりました。試作機の初飛行は2008年2月で、ロシアのほか、中国とインドネシアが採用しています。

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