英ヴァージン、民間から12億ポンドの支援確保 22年までに黒字化

英ヴァージン、民間から12億ポンドの支援確保 22年までに黒字化

ニュース画像 1枚目:ヴァージン・アトランティック イメージ
© Boeing
ヴァージン・アトランティック イメージ

新型コロナウイルス(COVID-19)で大きな打撃を受けているヴァージン・アトランティック航空は2020年7月14日(火)、株主や債権者など民間のみによる計12億ポンドの資本増強計画を発表しました。

再編計画は5年間の事業計画に基づき、株主であるヴァージン・グループとデルタ航空、また新たな個人投資家、既存の債権者から支援を受け、2022年以降のバランスシート改善と黒字化を目指します。すでに大部分の利害関係者からの支持を得ており、2020年夏の後半に再建計画がスタートします。

ヴァージン・アトランティック航空は、このほかコスト削減や機材の納入延期などに加え、5月に持続可能な事業を継続する組織の再構築に取り組み、全体で3,550人の人員削減することを決めています。

保有する機材は、2022年第1四半期までに747を7機、A330-200を4機退役させ、37機にまで縮小し、全て双発機で運航する予定で、A350-1000とA330-900の納入は調整が進められています。

パンデミックの影響により、第2四半期の4月から6月は前年比で輸送量が98%減、2020年下半期には前年比で60%減を推移すると予測し、2023年までにパンデミック以前のレベルに戻る可能性は低いと考えらています。

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