ボーイングは、紫外線(UV)を活用したポータブル除菌機器を開発しました。フロリダを拠点とするHealtheが製造・販売を手がけるため、特許・技術ライセンス契約を締結しました。
このポータブル除菌機器は、6カ月かけてボーイングが設計・開発した製品です。殺菌作用が強く、人体に影響がないと言われる222ナノメートルのUV-C光を使用しています。機内持ち込み用スーツケースのような内蔵された装置で、UV光が届く場所をくまなく除菌できます。コンパクトなスペースでの利用が期待されており、コクピットは15分以内で消毒を完了できます。
除菌機器の開発は、搭乗者と乗務員に安全で健康的な旅行体験を提供することを目指したボーイングの「コンフィデント・トラベル」イニシアチブの一環で、晩秋には航空会社向けに販売を開始する予定です。