ユナイテッド航空は、操縦室でも新型コロナウイルス感染症の予防策を実施しています。客室など機内では殺菌に静電スプレーを活用していますが、電子機器類の多いコクピットは、強い殺菌作用がある紫外線(UVC)照明機器が採用されています。
コクピットには、電子機器、スクリーン、各種スイッチやボタンなどが多く、パイロット以外のスタッフが拭き作業や液体を使用し、不用意に作動させることなく清掃作業にあたることは難しい環境です。
このため、ユナイテッド航空はアメリカの紫外線会社が開発した、ポータブルAUVCo機器を導入しました。この機器は紫外線を発し、コクピット内の繊細なスイッチやタッチスクリーンディスプレイに常駐する可能性のあるウイルスをすべて死滅させることができます。
医療分野で実績のあるクリーブランド・クリニックと提携し、ユナイテッド航空が衛生面で推進する取り組み「ユナイテッド・クリーンプラス」の一環として、導入しました。UVC照明による消毒作業を通じ、機内で最も重要なエリアを迅速かつ効果的に消毒し、パイロットに衛生的な勤務環境を提供します。