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NATO A330MRTT
ヨーロッパ各国が共同で兵器調達するヨーロッパ統合装備協力機構(OCCAR)は2020年9月28日(月)、NATO向けA330MRTT多用途空中給油機を正式に契約しました。
ルクセンブルクが多国籍MRTTフリート(MMF)プログラムへ参加したことで、契約飛行時間数が200時間から1,200時間へと大幅に増加します。これを受け、OCCARがNATO保守整備補給機関(NSPA)に代わり今回の発注を行いました。これにより、すでに契約済みのMMFプログラムは当初の8機から、9機に増えます。
この新たな受注は、すでにMMFプログラムで納入された2機が高評価されたことを受けた動きです。この2機はすでに訓練、各種活動で運用されています。機体数を追加することで、MMF保有機の可用性が高まり、NATO諸国が空中での燃料補給、戦略的輸送、医療避難などのさまざまな用途に対応します。
NATO MMFは、オランダ、ルクセンブルグ、ノルウェー、ドイツ、ベルギー、チェコの6カ国が参加しています。
