ルクセンブルク軍は、スペイン・セビリアで製造されたA400Mを受領し、ルクセンブルクへフェリーしました。この機体は、すぐにベルギーとルクセンブルクの共同空輸部隊が拠点とするメルスブローク空軍基地(ブリュッセル国際空港)に移動します。ルクセンブルクは、A400Mを運用する国として、ドイツ、フランス、スペイン、イギリス、トルコ、マレーシアに続き7カ国目となります。
製造番号(MSN)104で、ビューロナンバーは「CT-01」として登録されています。ベルギーも近く発注した7機の初号機を受領する予定で、ベルギーとルクセンブルクはA400Mを共同で運用し、ルクセンブルク籍の1機と合わせて計8機をC-130Hから更新します。
A400Mは、サイドドアを利用した最大116名の空挺部隊派遣をはじめ、有視界気象状態での自動低空飛行、貨物16トンの物資投下などの機能を追加しています。このほか、不整地離着陸機能などもこの軍用輸送機の特徴としてあげられます。