カリッタエア、777-300ERSF導入へ 3機契約

カリッタエア、777-300ERSF導入へ 3機契約

ニュース画像 1枚目:カリッタエア 777-300ERSFイメージ
© GECAS
カリッタエア 777-300ERSFイメージ

GEキャピタル・アヴィエーション・サービス(GECAS)カーゴとカリッタエアは2020年10月27日(火)、777-300ERSF型機3機のリース契約を締結しました。この契約を受け、2023年に納入される777-300ERSFは、カリッタエアが初の運航会社となります。

777-300ERSFは史上最大の双発エンジンの貨物機で、その愛称は「ビッグツイン」と名付けられています。GECASとイスラエルのIAIが共同出資し、2020年6月からテスト機の改修を始めています。エンジンは、実績のあるGE90エンジンを搭載します。

カリッタエアは、アメリカだけでなく世界各地へ定期便や発注ベースのチャーター便を運航しています。保有機は現在、747-400F、767-300SF、777Fなど36機を数えています。

カリッタエアが保有する777Fは、ボーイングが貨物機として製造した機体で、ベースは777-200LRです。777Fと777-300ERSFには共通点も多く、今回のカリッタエアのようにすでに777Fを運航する航空会社にとって、増機を検討する際には有力な選択肢となります。

777-300ERSF「ビッグツイン」の改修機は、GE90エンジン4発の貨物機と比べ搭載量が25%増加し、1トンあたりの燃料消費量については最大21%削減が期待されています。GEアビエーションは貨物改修機の性能を保つため、エンジンのMROや時間単位でのサポートで支援します。

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