キャセイ、パイロット・CAらと新たな労働条件で概ね合意

キャセイ、パイロット・CAらと新たな労働条件で概ね合意

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キャセイパシフィック航空グループは2020年11月5日(木)、新型コロナウイルスによる需要減少への対応策で発表したグループ再編計画のうち、香港ベースのパイロットと客室乗務員(CA)を対象とする新たな勤務条件について大半の同意を得たと発表しました。11月4日(水)付けで、パイロット2,613名、客室乗務員7,346名が新たな条件に同意しています。新たな契約に同意したのは、パイロットの98.5%、客室乗務員の91.6%に相当します。

キャセイパシフィック航空グループでは、グループ再編計画の発表後、パイロットや客室乗務員とコミュニケーションの機会を設け、十分な情報を得た上で判断できる材料を提供しました。パイロットや客室乗務員の組合との会合も設け、5,000件を超える問い合わせにも回答を示してきました。

キャセイパシフィック航空は香港を拠点としており、国内線の需要はありません。需要の戻りは遅く、2021年通年で2019年の50%以下の供給量で運航する予想です。世界の旅客数がコロナ禍以前に戻る時期は、国際航空運送協会(IATA)による予想と同じ2024年と見ており、人員を確保しながら、需要が少ない状況に対応しながら、危機的な状況を乗り切ります。

この人件費の抑制策により、月5億香港ドル(約66億7,000万円)程度を抑制でき、月平均のキャッシュ流出は全体で10億〜15億香港ドル、日本円で133億3,800〜200億1,400万円ほどに抑えられます。

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