第1空挺団の降下訓練始め、2021年は一般公開中止

第1空挺団の降下訓練始め、2021年は一般公開中止

ニュース画像 1枚目:過去の降下訓練始めでの場面
© U.S. Army photo by Staff Sgt. Kwadwo Frimpong
過去の降下訓練始めでの場面

陸上自衛隊第1空挺団は、2021年の「習志野演習場 降下訓練始め」一般公開を中止すると発表しました。部隊は年頭の降下訓練のみ実施し、新型コロナウイルス感染症の拡大を防ぐ狙いから、一般向けの公開を行わず、密を生み出す状況を回避します。第1空挺団は、「第3波が少しずつみられ皆様の健康と集団感染防止のため何卒ご理解のほど、お願い申し上げます」とコメントしています。

「習志野演習場 降下訓練始め」は新春恒例のイベントとして例年、1月上旬に千葉県の習志野演習場で開催されていました。演習場の上空に航空自衛隊のCH-47J、C-130Hなどが飛来し、第1空挺団が空挺降下を披露していました。近年のテーマは「島嶼防衛」で、2017年以降はアメリカ陸軍も参加するなど、日米共同作戦の一端を見る機会ともなっていました。

なお、習志野演習場では1月6日(水)から、航空機、大型ヘリコプター、対戦車ヘリコプターを使用した訓練が予定されています。1月6日(水)、1月7日(木)、1月8日(金)、1月12日(月)、1月13日(火)、1月14日(水)の6日間は、同じ内容で降下訓練は昼夜に渡り実施する予定です。訓練時間は7時から21時に実施する予定です。

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