デルタ航空は2020年12月19日(土)から、アトランタ/ローマ線で新型コロナウイルス陰性者のみ搭乗できるコロナフリーフライトを試験的に運航します。このフライトでイタリアに向かう旅行者は、イタリア到着時に感染拡大予防を目的とした隔離措置から免除されます。
コロナフリーフライトに搭乗し、イタリアで隔離免除される条件は、アトランタ出発の72時間前までに受けるPCR検査、アトランタ空港で搭乗前に迅速検査、ローマ・フィウチミーノ空港到着時に迅速検査、いずれも陰性の搭乗者です。
対象は、仕事や健康上、教育などの理由でイタリアへの渡航が許可されているアメリカ市民に加え、EU・イタリア市民です。アメリカ入国時にはローマで出発前の迅速検査と、アメリカ疾病予防管理センター(CDC)の接触確認調査への情報提供が求められます。
なお、ユナイテッド航空やアメリカン航空もアメリカ/ロンドン間でコロナフリーフライトを運航していますが、陰性でもイギリスでは14日間の自己隔離が求められています。デルタ航空のコロナフリーフライトは陰性の場合、イタリアでの隔離措置が免除されます。
デルタ航空やローマ・フィウミチーノ空港によると、アメリカ発フライトで隔離免除を実施するヨーロッパの空港で初めての事例で、アメリカ/ヨーロッパ間で隔離が免除される初めてのフライトとなります。