ATRは2020年12月3日(木)、ATR-72-600の貨物仕様についてヨーロッパ航空安全庁(EASA)から認証を得ました。ATRがTwitterで発表しています。
ATRは2020年9月、トゥールーズでATR-72-600貨物専用機の初号機で初飛行しました。その後も試験飛行を続けており、すでに納入予定のフェデックスエクスプレス塗装が施されています。
この貨物専用機は、製造段階から貨物機として使用するため、コクピット後ろの胴体にオリジナル設計の大型カーゴドアを装備しています。航空貨物の業界標準のパレット、コンテナを収容でき、ATRの胴体幅と同じ大きさのばら積み貨物などを搭載できます。
フェデックスは2017年11月、確定30機、オプション20機でATR-72-600Fを発注しています。新たなターボプロップ貨物機は、リージョナル市場で旅客機だけでなく、貨物機の市場でもATRのメーカーとしての存在感を高めます。
The arrival of this new freighter further cements our leadership position in the regional freighter market where ATR aircraft already represent a third of the in-service fleet. #ATR #avgeek pic.twitter.com/HVWYTrWLU2
— ATR (@ATRaircraft) November 3, 2020